NFTと暗号資産の違いは、利用しているトークンが「代替性」のあるものか、「非代替性」であるかということです。暗号資産で利用されているトークンは、代替性のあるトークン(Fungible Token / 代替可能トークン)です。つまり同じ価値のあるトークンがいくつも存在しているデジタルデータになります。
この代替性のあるトークンは、1万円分の価値のあるデジタルデータなどとして扱われ、他の暗号資産への交換や現実世界の現金にも変更が可能です。
一方でNFTは非代替性のトークンです。同じトークンは存在しないため、価値は相場ではなく、取引によって決まることが多くあります。前述したイーロン・マスク氏が出品したNFTも、イーロン・マスク氏が手がけた唯一無二の作品であるという希少性などから高値が付いたと考えられます。
他にもスポーツのチケットや不動産情報は、代替性がないものとして考えられます。
こうした他に代替性があるものかどうかの違いが、暗号資産とNFTの違いになります。